とちはちみつ

マイルドでほっくりとしたやさしい風味

木の花の蜜らしい落ち着いた味わいです。スイートポテトのようなほっくりした甘みと濃厚な味、少し酸っぱい香りが特徴。
アカシヤに次いで固まりにくいという性質があり、東北を代表するはちみつとして、東日本では需要の多いはちみつです。
マイルドな甘さの中にもコクがあり、あと味がさっぱりしておいしいので、紅茶との相性は最高です。
コーヒー、ヨーグルトに入れたり、料理の隠し味や、ホットケーキ等にも最適です。

思い入れのあるはちみつ

とち：山形県、富山県産

とちの花はとんがり帽子のように、
クリスマスツリーのように咲きます。
世界遺産である、富山県の相倉集落周辺や
青森県白神山地では良質のとち蜜が採れます。
香りに特徴がありますが、私はこのとち蜜が一番好きです。
奥深い濃厚さは食べる度に険しい山中の想い出が
よみがえります。

ご存知でしたか？はちみつって奥深い！

はちみつの種類は「れんげ」「あかしあ」「とちのき」「そば」「りんご」など、花の種類によって色、香り、質感も違っています。
味だけでなく、含まれる栄養素が違ってくる他に利用の仕方、食べ方のレパートリーも様々です。
色の薄いハチミツは料理に使うのに適していて、色の濃いハチミツはミネラルをたくさん含んでいます。
また同じ花でも産地やその年の花の咲き具合によって、微妙に味が異なるので年ごとに違った味わいが楽しめます。ですから、この花のハチミツはこういう風味とは決めつけられないのです。
その年、その季節で味わいに変化があるはちみつの奥深さ、是非あなたの舌で感じてみてください。